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大阪は昨夜夜半から早朝までの強烈な雷雨のおかげで、さっき気温を調べたら30度という奇跡の気温。今朝は3時半くらいからあまりの稲光と雷雨に見とれていたら、もう朝になっていた。先週末から今日あたりまで、何をしていたか細かい記憶があまり無い。見たかったテレビもタイマーをすっかり忘れ、昨日のカメルーン戦に至ってはわざとタイマーをしなかった。全てにおいて自分に余裕がないのであろうということで簡単に片付ける。

カメルーン戦はエトーが来たということだけで、自分の中では変な満足感があったので、試合の中身はあまり気にならなかった。以前にこれまた多忙にて途中で放置してしまったサッカー・ゲームのEARLY☆CROSS(みんな、まだやってんの?)でもわたしはエトーの株を買っていたのだ。サッカーに興味が無い人でもその名前と顔は知っているロナウジーニョと同じFCバルセロナに所属するエトーなのだが、FWらしい自己主張の強さで天下のバルサにちゃぶ台をひっくり返しもするのに、わざわざ大分くんだりまで、それもシーズン直前に長旅などという、本来なら避けたい”営業”に我儘も言わずやってきた。

「ここにはよい思い出がある」

練習後、会見でそう語ったエトー。W杯の時、おなじみの国民性で到着ものんびり遅れに遅れた、たった5日間の短い滞在の中での豊かな思い出が再び彼をこの地に呼んだことは想像に易い。

2002年の日韓W杯の際、カメルーンのキャンプ地として一躍話題になった大分県中津江村(現在は編入合併のため名前だけが残されているらしい)との交流が今でも続き、今回も"CAMEROON NAKATSUE"と書かれた旧中津江村の人々から贈られたシャツを着てここ大分で練習するカメルーン代表を見て、当時中津江村に住んでいた人は何を思っただろう。そして長旅の疲れで確実にコンデションが悪い中にも試合に対するモチベーションが高かったことが断片的なニュース程度からも伺い知れるあたり、やはり中津江村の人々の前で下手なプレイはできないと意識してのものだったのかもしれない。とはいえ、カメルーンの”本気”とは程遠い出来であったとは思うけど。

大分のスタジアムでの練習後、「まるで自分たちのホームにいるようだ」とカメルーンのニョンガ監督も話していたらしいが、その話を聞いて、ふとDJの招聘について考えてしまった。呼んでいる立場、呼ばれている立場、各々どのような考えで呼ぶ/行くのだろうか。単なる経済活動としての招聘ももちろん意味があることなので否定はせず、むしろ肯定するのだが、ただ一歩、お互いがもう少し先を踏み込める関係性になれるかどうかによって、5年経って、以前とは格段違いで大物になったエトーが快くやって来るかどうかが決まってくる気がする。何も豪奢な接待でもてなせばいいというものでもないだろう。それで喜ぶ人間は所詮その程度の人間だからだ。DJの中身だってしれている。DJINGというのは想像以上に人間性の出てしまうもので、プレイを見るとそのDJの性格を推し量ることも可能だ。何度も聴いたことのあるDJだとその日の体調も伺い知ることができる。音楽を媒体とした、短時間の濃密な関係性をどう作り上げていくかが招聘の主目的であると思うのだが、作り上げたい関係性のベクトルによって、招聘の仕方もいろいろあるのであろう。

以前は弊店でも招聘を積極的に行っていたのだが、ここしばらくは動いていない。動かないことが『模倣が国際化』と勘違いして招聘していると思しきオーガナイザーと呼ばれる人達への言外での批判であることは言うまでもないのだが、そういう関係性を新たに築きたいと思える人間的に魅力的なDJがそういないというのも正直なところである。今後、そういうDJなりアーティストが見つからなければ自分で新たな招聘はしなくなると思う。ただ、今までに得た関係性を深化、発展させていく上での招聘は今後も続けていくだろうけど。結局はその繋がりの中でまた新たな招聘もできてくるものだ。

「いつだって自分の元にエトーは来てくれて、最大のパフォーマンスをしてくれる」
極東の小さな中津江村的存在の自分にはそう言える自信がちょっぴりあるのだが、このブログを読む、特に地方のオーガナイザー諸氏には5年後に自分の元へ再び訪れてくれる”エトー”がいるのだろうか。あなたにエトーがいなくてもわたしには何の感慨も無いのだけれど。

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[ 2007-08-23 (Thu) ]  
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