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今日、オレンジ色のユニフォームの師匠から「ワンギャル」と名付けられた
新参者です。よろしくお願いします。(ぺこり)

「ブログを書いてみたいのだけど、ポストモダンとかノー・フューチャーとか
よくわからないです(汗)。書いてある中で知ってる名前はビヨークだけでした」と
正直に相談したら「ビヨークとノー・フューチャーって繋がらなくもないよ」と
言われました。「それじゃー簡単に説明するから、レポートかわりにブログ書いて
みたら?」というお許しをもらったので、新参者が知ったかぶりをして書いてみようと
思います。後で採点、80点以下なら特訓されるので頑張って書きます★

ビヨークは元々シュガーキューブスというバンドのボーカルで、当時から、
イギリスのワン・リトル・インディアンというレーベル所属でした。
同じレーベルにはシェイメンという、”ムーヴ・エニィ・マウンテン”という曲が
大ヒットしたグループもいました。
「シェイメンってのがさー、いろいろワケありのグループでねー。
元々はジャケにゴルバチョフなんか使っちゃうネオ・サイケなバンドだったんだけど、
ダンス系にシフトしてきて、今だったらトランスとかやってそうなカンジだなー」
ワケありの”ワケ”は説明を省略されてしまいましたが、ともかく、その頃から
バンドとダンス、クラブ系サウンドの融合、密接な関係が出来てきたようです。
ビヨークもそういう時代に影響されたのかなぁ?

ここ最近のビヨークはワープ所属のプラッドがプロデューサーとして関わることが
多いのですが、プラッドは元々ブラック・ドック・プロダクションという名前の
グループで活動していたのに仲間割れして、今はそのブラック・ドックとプラッドに
分かれ、それぞれ活動しています。最近、綺麗なジャケットが目に付く、
クロード・ヤングもリリースしていたダスト・サイエンスはブラック・ドッグの
新しいレーベルです。
「その頃のワープは”インテリジェント・テクノ”と呼ばれた、そうだなー、
今でいうときれいなエレクトロニカとかアンビエントとか、そういうイメージに
近いかな?そんなカンジのテクノをたくさんリリースしてたんだよねー」
なんとなく、わかります。今のビヨークの音のイメージに近づいてきました。

「でさ、そのブラック・ドッグがリリースしていたレーベルで、GPRってのがあって、
そこがいいレーベルだったのよー」
今年のワイヤーにも来ていたルーク・スレーターや、デトロイトっぽいものから、
トライバル系ミニマルまで作るマーク・ブルームが出していた伝説のレーベル・
GPRから、同じくジャーム(病原菌)という名前で、ちょっと異色な曲を出している
アーティストがいたそうです。
「実はそれ、チューブ・ジャークというか、ティム・ライトなのよ、
今はノヴァ・ミュートから出してるけど、以前はノー・フューチャー一派の
レーベルからも出してたんだよね。とまぁ、ここで強引に繋がるワケ(笑)」

おぉっ!ティム・ライト!あと数日で大阪に来るじゃないですか!
わたしの好きなハーバートのミックス・アルバムにもこの人の曲が使われていたので、
新参者のわたしでも知ってますよ!

「まぁハーバートもさぁ、ノー・フューチャーとは関わりがあるんだけど、
説明長くなるし、ちょっと時間無いから今日の授業はここまでね」

うわぁ〜〜〜!いいところで切られてしまいました。
自分の頭のなかでビヨークとノー・フューチャーが繋がったのがすごく不思議です。
いろんな人の繋がりを地図に書けたら面白いなぁ。
でもセンパイたちはこういう繋がりを知ってレコードを聴いているのだと思うと、
楽しいんだろうな。ティム・ライトのライヴに行って、センパイ方にいろいろ
質問してこようと思います。ノー・フューチャー検証連載で勉強して、
ティムさんにも質問したいです。
9月30日のティム・ライトのライヴでわたしを見かけたら「おい、ワンギャル!」
って声かけてくださいねー★
TIM WRIGHT (NOVAMUTE)JAPAN TOURの詳細はS+FOR+SWEEPのサイトにてどうぞ!
 今更ながら「No Future系」とは何だったのかを検証する。
 一昔前なら、どこのレコード屋にも「No Future」というカテゴリーがひっそりと存在し、何故かそこに分類されているレコードだけ埃まみれだったりした。ポップでも「No Future系!」の一言は安易なお手軽カテゴライズに悪用され、その一言が書いてあるがために、伸ばした手をひっこめたり、逆に、ひっこめていた手を伸ばしたりした人もいるはずだ。ところが、ここ2・3年ほどの間に「No Future」という言葉はさっぱり見かけなくなっている。これを「No Future系」の敗北であったのか、それとも発展的解散であったのか、捉え方はさまざまだし(ちなみに私は発展的解散説を唱えたい)、というより、むしろどうでもいい人が世の中の大半を占めるだろう。
 要するに、その存在はほとんど無視されてきたに等しい。でも結局のところ「No Future」とは何だったのだろう。試しにGoogleで検索してみたらいい。「No Future」という言葉は、ある一定のアーティストの音をカテゴライズするに使われていたのみであり、その意義を総括しようとしているサイトは皆無である。
 だから。S+FOR+SWEEPがやらねば誰がやる。あえて誰も触れたがらないところに手をつける。連載「No Futureとは何だったのか」。第一回は、その黎明期について考察してみたい。
 いわゆる「No Future」と例えられる音は、愛想の無いアナログシンセの暴力性と、シカゴ的なニュアンスを極限まで押し進めた縦打ちビートにある。それは90年代前半に、Cristian Vogelを中心としたイングランドのブライトン、Neil Landtrummを中心としたスコットランドのエジンバラの二箇所で同時多発的に発生している。
 Crisitian Vogelのデビューは93年。ファーストアルバムは「Mille Plateaux」から。レーベル「Mosquito」を立ち上げ、続けて「Tresor」から2枚のアルバムをリリースする。1993年といえば、例えばHardfloorの「TB Resuscitation」。例えばURは「Hi-Tech Jazz」。テクノが、まるでカンブリア時代のように、その表現方法を一気に拡大しようとした時期にひっそりと生まれているわけであって、No Futureは決して形骸化したシーンのカウンターとして登場したのではない。その由緒は清く正しい。そして、そのサウンドは恐ろしいほどに危険な香りを今でも醸し出す。実験精神は永遠に色褪せないのだ。
 Neil Landstrummは95年に「Peace Frog」からアルバム「Brown By August」(名作!)をリリース。ありえないほどに凶暴なアシッドサウンドは、今聞いても十二分に刺激的。Cristian Vogelが、少し紳士的なニヒルさを漂わせているとしたら、こちらはただのヤクザである。そして、彼も「Scandinavia」というレーベルをスタートさせる。
 そして、エジンバラの地下世界を作り上げたのがレーベル「Sativae」。欲望にあまりにも直球な名前を掲げ、No Futureの巣窟として機能したこのレーベルの設立は1994年。記念すべき一作目はCristian VogelとNeil LandstrummのユニットBlue Arsed Flyである。すでに1994年の時点ではブリテン島の北と南を繋いで、音の求道者たちのネットワークが確立されていたのである。わくわくするでしょ?ただし、これは、まだ「No Future」という言葉が生まる少し前の、革命前夜のお話。
 さて、長くなったので今日はこのへんで。次回は、「Mosquito」「Scandinavia」「Sativae」という素敵なレーベルに集った、最高にぶっ壊れた奴らについて話を膨らませていこう。うん、まあ、そのうちに。
[ 2005-09-22 (Thu) ]  
   Category:from S+FOR+SWEEP
そろそろ季節も秋、のはずが、残暑が続くここ大阪・・・。
全員残暑バテa.k.a.飲みすぎ、クラブ行きすぎ、夜中にサッカー観すぎ等々の理由で
疲労困憊、blogの更新が遅れてしまいました。チェックしてくださっていた方、
ごめんなさい。少なくとも9月末まで全員多忙です(開き直り)。


芸術の秋、読書の秋も本番、ということで、最近思うところがあり、
「キーパーソンで読むポストモダニズム」という本を読んでいます。
取り上げられている人物一覧は、

1 ピーター・アクロイド Peter Ackroyd
2 ルイ・アルチュセール Louis Althusser
3 ジョン・アシュベリー John Ashbery
4 ポール・オースター Paul Auster
5 ミハイル・バフチン Mikhail Bakhtin
6 ジョン・バース John Barth
7 ロラン・バルト Roland Barthes
8 ジョルジュ・バタイユ Georges Bataille
9 ジャン・ボードリヤール Jean Baudrillard
10 ホルヘ・ルイス・ボルヘス Jorge Luis Borges
11 ジョン・ケイジ John Cage
12 イタロ・カルヴィーノ Italo Calvino
13 アンジェラ・カーター Angela Carter
14 ピン・チョン Ping Chong
15 イーサン・コーエンとジョエル・コーエン Ethan and Joel Coen
16 ロバート・クーヴァー Robert Coover
17 ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリ Gilles Deleuze and Felix Guattari
18 ドン・デリーロ Don DeLillo
19 ジャック・デリダ Jacques Derrida
20 マルグリット・デュラス Marguerite Duras
21 ウンベルト・エーコ Umberto Eco
22 フランツ・ファノン Frantz Fanon
23 ミシェル・フーコー Michel Foucault
24 ジョン・ファウルズ John Fowles
25 カルロス・フェンテス Carlos Fuentes
26 ウィリアム・H・ギャス William H. Gass
27 アントニオ・グラムシ Antonio Gramsci
28 ジョン・ホークス John Hawkes
29 ジェニー・ホルツァー Jenny Holzer
30 フレドリック・ジェイムソン Fredric Jameson
31 チャールズ・ジェンクス Charles Jencks
32 バーバラ・クルーガー Barbara Kruger
33 トマス・クーン Thomas Kuhn
34 ジャック・ラカン Jacques Lacan
35 エルネスト・ラクラウとシャンタル・ムフ Ernesto Laclau and Chantal Mouffe
36 ロベール・ルパージュ Robert Lepage
37 エマニュエル・レヴィナス Emmanuel Levinas
38 デイヴィッド・リンチ David Lynch
39 ジャン=フランソワ・リオタール Jean-Francois Lyotard
40 トリン・T・ミン-ハ Trinh T. Minh-ha
41 トニ・モリスン Toni Morrison
42 トマス・ピンチョン Thomas Pynchon
43 ロバート・ラウシェンバーグ Robert Rauschenberg
44 イシュメール・リード Ishmael Reed
45 リチャード・ローティ Richard Rorty
46 サルマン・ラシュディ Salman Rushdie
47 シンディ・シャーマン Cindy Sherman
48 グレアム・スウィフト Graham Swift
49 ジャンニ・ヴァッティモ Gianni Vattimo
50 ロバート・ヴェンチューリとデニーズ・スコット・ブラウン Robert Venturi and Denise Scott Brown
51 カート・ヴォネガット Kurt Vonnegut
52 ヘイドン・ホワイト Hayden White
53 ウースター・グループ The Wooster Group

以上なのですが、様々な分野にわたる人たちなので、「こんな人知らない〜」の人も
多いかもしれません。が!クラブ・ミュージックしか聴かない人も、
11番のジョン・ケージくらいは、せめて名前ぐらいは知ってるよね?ね?ね?
知らない人は知ったかぶりでもいいから「知ってる」と言いましょう。
おねがい、せめて嘘でもそう言って。


こんな人たち、直接音楽に関係ないじゃん!なーんて言われそうなんですけど、
間接的には関係アリアリなんですよね。
たとえば17番のジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリ、
この二人はフランスの哲学家ですが、
彼らの著書の代表作の一つに"Mille Plateaux"というものがあります。
そう、あの伝説の(になってしまいましたが)Force Inc.傘下の、
数多くの名作を輩出したあのレーベル名です。
レーベル名がこの著書からパク、いえ、引用されたのは有名な話です。


また、32番のバーバラ・クルーガーはメッセージ性の強い作品を打ち出す
ビジュアリストで、今年は特にユニクロという日本でも最強のポップな”手段”を使い、
自分のメッセージをTシャツという普段着にして、リーズナブルな値段にて
街中にバラまくというゲリラ式”再リリース”といった、したたかしなやかな思考で、
いささか自称・高尚な「アーティスト様」をあざ笑うようなかる〜い感覚を
見せてくれましたが、彼女は以前、YMOともコラボレーションするなど、
日本発のテクノとも関わりがあったことをご存知の方も多いことでしょう。
「ユニクロ」や「YMO」というポップ・アイコンを日本との接点に選ぶセンスは、
いまだに捕鯨船や茶道、着物を日本との接点に選び、高尚なおゲイジュツ映像作品を
莫大な予算で作り上げて美術館に展示するマシュー・バーニー&ビョーク夫妻とは
対極なのかも。


一見、関係の無さそうなところにもいろいろな形でつながっているのが、
音楽の面白いところということで。それを読み解けるかどうかは日頃の勉強次第、
毎日アタマとココロのリフティングは欠かさずに、
脳細胞マルセイユ・ルーレットを日課にトレーニングに励みます。


で、来月には海の向こうの53番ウースター・グループに直接触れてきます、多分。

postmodernism.jpg

[ 2005-09-21 (Wed) ]  
   Category:from S+FOR+SWEEP
このblogを律義にも読んでくださっている読者の方から、
「どうしてみんなで一緒に行かないんですか?」と言われるのですが、
いつものメンツと現地集合というのもなかなかオツではないですか。

というわけで、やってきましたメタモルフォーゼ。
いつものごとく、見慣れた顔のみなさんとは別行動。
現地集合事前約束一切無し。
結局、自転車王国では会わずに帰りましたとさ。
楽しそうにやってたんだねと、はじめてこのブログで知ったのもいいカンジ。
そんなことはどうでもいいのだが、
今年のメタモルフォーゼはなんと言ってもGALAXY 2 GALAXYの一点買い。
UR初来日時の衝撃を諸先輩から語り伝えられている身とすれば、
一度とにかく観て、聴いておかねば話にならないと強く思っていた次第。

が、これ、よくよく考えてみるとこの考え方、
URの主旨と根本的に違うんじゃねーの?
URってさ、アンダーグラウンド・レジスタンスなんだよね。
レジスタンスに権威主義持ち込んじゃダメじゃん。
偶像崇拝的”盲目的リスペクト”されるレジスタンス、マジダサい。
地下抵抗しているはずが自ら権威化するのは、
ミイラ取りがミイラになるってーのと同じじゃねーの?
もしくは自家中毒ってーの?

そんなこと考えているうちに、ライヴの時間が近づいてくる。
どうするよ。このまま行っていいのか。嗚呼なしくずし。
なしくずしの死ってそういえばセリーヌor阿部薫?
頭の中には「amazon」や「inspiration」が大音量で鳴り響き、
あまりに悩んで電話相談しようと思ったが(誰に?)、
どうせ「自分で考えて決めろ」と言われて終わりだよなと諦める。

おそろしく集まった人、人、人、の中、
結局GALAXY 2 GALAXYのライヴを観るとも聴くとも言えない状態で、
なんとなく眺めてしまった。
自分と分離したかのような、切り離された光景。
盛り上がりもまるで他人事のように見える。

URファンなら必ず聴き覚えのある曲を耳にしながら、
頭の中でループしつづけていたのはなぜか「transition」、
make your transition、そう言ったのは他でもないUR。
自ら変わることで、自らの変わらないスタイルを守り続けなきゃ。
何ら変わらないスタイルなら、時代と共に相対的には結局変わってしまっている、
そのことに気づけよ、政界、球界、テクノ界。

ありがとう、UR。
今回のライヴで「自分が変わらないために変わること」の大切さが見えた気がする。
変わらないことって、結局変わってしまうこと、
GALAXY 2 GALAXYを観て、変わってしまったURを実感してしまったからには
あとには引けないな。
さらば、UR。
自分の中で何かが変わった、まさしく俺流metamorphoseな感覚2005。
でさ、metamorphoseは毎年metamorphoseしてるのかな。
今年の夏も終わった9月の雑感。なしくずしの死でも読み直すか。
[ 2005-09-02 (Fri) ]  
   Category:from S+FOR+SWEEP
今年もmetamorphoseへ行ってしまった。

GALAXY 2 GALAXY,TORTOISE,GREEN VELVET,ANANDA PROJECT,
OUT HUD,ROVO,BOOM BOOM SATELLITES,HIFANA,GOLDIE,RYO141&MC BIG ZAI
ISOLEE,MARCO BAILEY,SEBASTIEN LEGER,DJ KRUSH,田中フミヤ,DJ Q'HEY
EYE,KAORU INOUE,RYOTA NOZAKI(Jazztronik),K.F.aka.CALM,DJ BAKU,
JUZU aka.MOOCHY,KIHIRA NAOKI,DJ KLOCK,DJ SHIRO THE GOODMAN,
DJ NOBU


今年は日本ランドではなく、自転車の国サイクルスポーツセンターでの開催。
前日からの台風の影響も懸念されたが、無事開催。
会場がとてつもなく広く、各ステージがかなり離れていたので、
移動に時間と体力を要したのが難点ではあったが、メインステージの開放感と、
外国のパーティを思わすとても広い体育館(まるでベルリン!!)のステージと、
山のゆるやかな斜面での自然を感じるステージと バランスは良かった様に思う。

真夜中から明け方にかけてのメインステージでは、
半そで白シャツにネクタイ!
高校生の様ないでたちで歌いまくるGREEN VELVET!!!(笑)
LIVEが始まると曇った夜空から月と星空を出現させたG2G!!!
どちらも 圧巻のLIVEでした。

個人的に大変楽しみにしていた、ANANDA PROJECTは
朝6時からのスタート、かつとてもキレイな朝日が昇り、誰かが飛ばしたシャボン玉と
朝の光がANANDA のLIVE と合いすぎる絶好のシチュエーションでした。
感激と感謝、そして感動。
やってほしかった、アノ曲もコノ曲も全部やってくれたので、大満足でした。

他のステージについては、また後ほどあがってくるレポートにおまかせしたいと
思います。(笑)


来年も自転車の国へ行くのだろうか!?


D1000004.jpg

[ 2005-09-01 (Thu) ]  
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